山と糸の真

このブログは社会問題化している伊藤詩織さんと山口敬之さんの事件の考察記事をアップしていきます。

捜査一課への不信感? 所轄と異なるタクシー乗務員の捜査報告書 記憶はあるの?ないの?

またもやブラックボックスから。

伊藤さんは、以下のような情報を得たと著書に書いています。

 

・捜査一課で作成された捜査報告書には所轄の捜査員から聞いたタクシー乗務員の「女性は駅で降ろして下さい」と「何度も言っていた」という証言が記載されていない。

・乗務員の聴取は一度だけだった。

 

まずは捜査報告書の説明から、

引用しようと画像をググったのですが、、

ありませんね。まあ、そういう表に出さない警察の内部資料です。

 

捜査報告書とは、捜査一つ一つの報告書です。捜査記録をまとめた簿冊(一件記録)ではなくどこどこに聴取に言ったとか、誰々を逮捕したとか一つ一つの職務の報告になります。内容としては、いつ、どこで、誰が、誰に対して、どうした、どうなったということを書きます。

タクシー乗務員の聴取であれば、氏名、所属、聞いた場所、聞いた内容を書きます。

基本的には警察内部の報告書であり、警察官が聞いたものをそのまま書きます。

聞き取り捜査の結果を書くものとしては、他に供述調書がありますが、供述調書は確認してもらい捺印してもらう対外的(裁判)にも有効な書類です。

 

報告書にしろ供述調書にしろ聞き込みが一回であれば報告書も一つです。

捜査一課と所轄が別々に報告書を作ることもありません。

そもそも所轄の刑事課から捜査一課に捜査が全面的に変わるわけではなく、本部から来た捜査員と所轄の捜査員の合同捜査です。なので見ていてる書類も同じです。

 

つまり、捜査一課の見ている捜査報告書に記載がなければ、所轄の捜査報告書にも「何度も言っていた」という記載はなかったのです。だって同じものですから。

そして、捜査報告書は捜査員の聞いたものをそのまま書くものです。報告書に記載されていなければ捜査員も知りません。ましてや、被害者に教えて報告書に書かないなんてあり得ません。

 

捜査員が知らない「何度も言った」という発言をなぜ伊藤さんが知っているのか?

 

この時はタクシー乗務員の聞き込みもしておらず、タクシー内の記憶もないと主張しています。 

不思議ですね。

 

もう一つ疑問なのは伊藤さんは「報告書に記載がない」という情報をどこから得たのでしょうね?普通は表に出さない情報です。

まあ、捜査官が聴取中に言うことは考えられます。例えばですね。

伊藤さん:タクシー運転手は何度も言ったと言っています。

捜査官:そんなこと捜査報告書には書いてないよ。

って、感じですね。

なら、情報得たなんて意味深な書き方しなくてもいいのにと思いますが、、捜査官との関係が悪いのバレちゃうからかな?いや、著書を読んでも関係は悪そうですよね。